パリの地下鉄では、必ずと言っていい程、生演奏に遭遇します。
そんな音楽の都では教会や野外でも素敵なイベントが開催さています。
マドレーヌ寺院やサント・シャペル、ベルサイユ宮殿に、ノートルダム大聖堂(現在、改修中のため開催)
夏はヴァンセンヌ城やアンヴァリッドの野外オペラ。
現地のマニアックなイベントはフランス語でしか予約できないことが多い中、日本語の予約サイトがあったので早速使ってみました。
世界中のコンサートを日本語で予約!
CLASSICTIC.comは、世界中のコンサートやオペラ、バレエ等のイベントを日本語で予約できちゃうスグレモノ。
ただし、オペラ座や有名ホールでのコンサートの場合は割高になったり、席が細かく選べなかったり、とモヤモヤすることもあるので上手に使ってくださいませ(以下でご説明いたします)
CLASSITIC.COMのメリット・デメリット
以下の理由から教会や歴史的建造物、小劇場の予約にはおすすめです。
- 日本語で予約できる
マニアックな会場は現地語の予約サイトが多い中、このメリットは大きいです - チケット即時発行
PDF形式のeチケットをメールで受け取る⇒プリントアウト、またはスマホに保存して提示するだけ
※一部主催者側の空席確認が必要なイベントがございます - 直前予約OK!
現地で突然観たくなってもOK!
席が残っていれば、ほとんどのイベントが前日まで予約を受け付けています
中には当日の朝まで予約OKなコンサートも!
- 公式サイトより若干高い
手数料が乗っているのか?公式サイトより数€高い場合があります
ここではご紹介していませんが、パリオペラ座については、特別高くて20%以上乗っていました。英語や現地語予約のハードルが低い方は、まずは公式サイトをチェックいただくことをおすすめいたします - 席が細かく選べない
オペラ座や有名ホールの公式サイトでは詳細な席の指定ができるのに比べ、席のカテゴリーまでしか指定できない場合が多くモヤモヤするかもしれません
教会などのコンサートは自由席の設定が多く、指定できてもカテゴリーまでだったりするのであまり影響がないと思われます
さて、実際にどんな場所で開催されているのか?
パリの有名どころをピックアップしてみました。
ちなみに、今回はパリと周辺をピックアップしていますが、ヨーロッパ全土のイベントを網羅しているので、周遊を考えている方にもおすすめです。
例えば、ウィーンのシュテファン大聖堂では毎週金曜日にコンサートをやっていたりします(2023年9月現在)
ノートルダムやベルサイユ、あの名所のコンサートまで網羅!
教会コンサートの魅力は比較的リーズナブルな価格(20€~)
演奏曲・演目も多くの方が知っているメジャーなものが多いため、気軽に楽しめるところも◎です。
しかも、普段なら入場料が必要な場所でも込みの値段で入場可能。
一般公開時間”外”になるので、早めに入場すれば静かな館内をゆっくり見ることができるかもしれません。
誰もが知っているあの教会でも開催されています…
会場名・地図 | 予約サイト | 最寄り駅 | メモ(概要・席数など) |
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ノートルダム大聖堂 Cathédrale Notre-Dame de Paris Google Mapへ | ノートルダム大聖堂のコンサートをチェック 現在改修中のためイベント開催なし | メトロ Cité または Saint-Michel Hôtel de Ville Maubert-Mutualité または Cluny – La Sorbonne Châtelet RER Saint-Michel – Notre-Dame | パリの象徴的存在。2023年に860週年を迎えた大聖堂。 ユネスコの世界遺産に登録されているパリのシテ島にあるフランスを代表するゴシック様式の建造物です。 600座席。 |
サント・シャペル教会 La Sainte-Chapelle Google Mapsへ | サント・シャペル教会のコンサートをチェック | メトロ Cité | 小さなゴシック様式のサント・シャペル教会。 やや薄暗い1階部分と対照的に2階部分は荘厳なステンドグラスで覆われ、その圧倒的なビジュアルは見る者に衝撃を与えます。 ノートル・ダム近くのシテ島にある裁判所に囲まれたところに建つこの教会は1240年代にルイ9世によって建築されました。 200座席。 |
マドレーヌ寺院 Eglise de la Madeleine Google Mapへ | マドレーヌ寺院のコンサートをチェック | メトロ Madeleine | マドレーヌ寺院はブルボン王朝によって着工。 フランス革命によって建設が中断され、 その後ナポレオンが軍の勝利の記念碑として建設を続行するという歴史の波にもまれた建物。 1814年にルイ18世が教会としての使用を決定し、現在はギリシャ寺院の様式を採用した重厚な建物となっています。 200座席。 |
サン・ジェルマン・デ・プレ教会 Eglise Saint-Germain-des-Prés Google Mapへ | サン・ジェルマン・デ・プレ教会のコンサートをチェック | メトロ Saint Germain des Prés | ドゥーマゴのご近所にあるサン・ジェルマン・デ・プレ教会。 気付かず通り過ぎてしまいそうですが、 実は、6世紀に建設されたパリで最も古い教会なのです。 ヴェネディクト会の僧院として使われ、内部はロマネスク様式となっています。 460座席。 |
教会以外のおすすめ会場
会場名・地図 | 予約サイト | 最寄り駅 | メモ(概要・席数など) |
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ヴェルサイユ宮殿 Château de Versailles Google Mapへ | ヴェルサイユ宮殿のイベントをチェック | RER Versailles Rive Gauche SNCF ※いずれもzone1-4で移動可能 Versailles Chantiers(Montparnasse駅から) Versailles Rive Droite(Saint Lazare駅から) | 世界遺産にも登録されているフランスで最もゴージャスな宮殿の1つ 1982年にルイ14世が建造し政府と宮廷をここに移動させてから、フランス革命までの100年以上の期間、フランスの権力の中核となった 夜の開催だと帰りがちょっと大変ですが、素敵な思い出になること間違いナシ! 4月~10月は噴水庭園の野外コンサートも楽しめるので、比較的日が長いこの時期を狙って行くのがいいかもしれません 会場は5つ 1000 座席, Les Jardins(庭園) 500 座席, Opéra Royal(オペラ・ロワイヤル) 200 座席, Galerie des Glaces(グラス・ギャラリー) 00 座席, Grand Trianon(トリアノン) 200 座席, Chapelle Royale (ロワイヤル教会) |
シャンゼリゼ劇場 Théâtre des Champs-Elysées Google Mapへ | シャンゼリゼ劇場のイベントをチェック | メトロ Alma-Marceau Franklin-Roosevelt RER Pont de l’Alma | こなれた場所がお好みの方は、現地の方が多いシャンゼリゼ劇場に挑戦しても面白いかもしれません(以前オペラ『魔笛』を見に行きましたが、良い雰囲気でした) フランス国内でも有名なホールになります。 公式サイトに比べて、手数料が2~5€乗っている可能性があり 大ホール:1,905 席 中劇場(コメディ デ シャンゼリゼ):601 席 小劇場(スタジオ):230 席 |
マドレーヌ寺院のコンサートへ実際に行ってみて…
内容はヴィヴァルディの四季やアベマリアなど、盛りだくさんの約2時間でした。
もちろん内容自体は大満足でしたが、行ったのが11月ということもあり、だだっ広い建物内で暖房が効くわけもなく…凍えながら鑑賞する羽目に。
マドレーヌ寺院のコンサートの様子です(クリックすると拡大されます)
「四季」の全演奏時間が40分近くあるってご存知でしたか?
(すっかりナメてかかってました😥)
鼻をすすりながら途中退席する人続出。
私達も例に漏れず、ズルズル不協和音を出す始末。
それでも、教会に響き渡る幻想的な音色のおかげで最後まで楽しむことができました。
冬に教会コンサートをご予定の方は、完全防備でお出かけ下さいっ!!
そうそう、冒頭でお話しした地下鉄の生演奏ですが、以前、遭遇した管弦楽団が素晴らしかったです(素朴な絵ですが…)
それでは、皆さま楽しいご旅行を!
Bon voyage!